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12月の資金供給量、1.8%増 日銀当座預金伸びる

 日銀が6日発表した2008年12月の資金供給量(マネタリーベース、月中平均)は92兆4351億円となり、前年同月と比べ1.8%増えた。伸び率は前月に比べ0.1ポイント縮まったが、4カ月連続で前年同月を上回った。金融機関が日銀に預ける当座預金の残高が14.7%増と、04年5月以来の高い伸び率となった。

 マネタリーベースは日銀当座預金の残高と紙幣や貨幣の残高の合計。金融危機が深刻さを増すなか、日銀は公開市場操作(オペ)を通じ、短期金融市場に大量の資金を供給。手元資金を厚めに確保しようとする国内の金融機関は日銀の当座預金を積み増した。紙幣である日銀券の発行残高は0.5%増の78兆4262 億円だった。

 同日発表した08年の資金供給量(年中平均)は88兆7616億円となり、前年と比べ0.1%増えた。前年実績を上回るのは05年(2.0%増)以来、3年ぶり。(12:01)日経新聞

 一見するとベースマネーが増えたようでデフレ対策としては望ましい金融政策の結果だと見える。
 
 が、しかし、日銀は預金準備率に金利をつけるという策を講じた。この策によって銀行の資金が、日銀に吸収されるという「緩和」ではなく「引き締め策」として機能してしまうことである。つまり、マネタリーベース(民間銀行の日銀当座預金量)は増えても、デフレ対策として注目しておかなければならない金融機関以外の個人、企業の市中へのマネーサプライは増えないという結果を招くことに繋がっていることになるのではないか。
 
 こんな詐術めいた政策を打つことが、旨いのが日銀である。とってもラブリーな政策集団だこと(笑い)。

日銀の当座預金が急増 12月35%増、金利付与で
 金融機関が日銀に持つ当座預金の残高が膨らんでいる。昨年12月の積立期間(12月16日―今年1月15日)の平均額は11兆1500億円と、前月より35%増えた。日銀が政策金利と同水準の0.1%の金利を当座預金に付けているため、市場で運用せず日銀に預ける金融機関が増えている。金融機関どうしの取引が細る「市場機能の低下」を懸念する声が出ている。

 日銀は市場に大量の資金を供給しても金利が下がり過ぎないように、昨年11月半ばから当座預金に0.1%の金利をつけている。12月に政策金利である無担保コールの誘導目標金利を0.3%から0.1%に引き下げた半面、当座預金金利は据え置いたため、市場での運用よりも日銀への預け入れを選択する金融機関が増えた。(1/17日 11:22)
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