阪神は、9月の勝敗は17試合14勝で勝率8割2歩3厘。残りの試合数が11。このペースで阪神が試合を続ければ、11×0.823で、9.052の勝数となる。
中日が、19試合11勝の5割7分8厘。残り試合数が16。このペースで中日が試合を続けるとすれば、16×0.578で9.248の勝数。
まあ、適当に丸めて勝数を考えると両者とも9勝することになる。で、セリーグのペナントは、勝率で決まるということだから、両チームとも9月27日の時点で76勝だから、まったく同率という数字になる。どちらが有利だとはいえない状況なのである。有利であることと優勢であることはまったく違う。優勢なのは、明らかに阪神であって、それはこの驚異的な9月の勝率に支えられる。なんといっても、「絶対負けられない試合」でのこの勝率なのであり、また選手達の意気込みと緊張が、疲れを引きずらないことに通じると思う。
中日阪神戦が、9月29、30、10月1日と最後の3連戦が甲子園球場で開催される、この3連戦を先の数字には含めていないので 同率ということが言えたわけである。
甲子園での阪神中日戦は、8月から考えると、それより以前の勝敗は、今現在のチームの勢いや状態を表すわけでは無いから除外するが、8月2勝1分けである。そして甲子園では、阪神は強い。おそらく悪くても、9月29、30、10月1日の中日戦では、2勝は堅いであろう。というのは、監督の姿勢の違いがある。落合は、有利と優勢の区別が出来ないのではないかと思える言動をする・・・・。それが、選手の意気込みとギャップを齎す、チーム全体の結束を優先すべきときも、あるいは、選手を駆り立て、盛り上げる言動を放棄してしまう監督なのである。
阪神の甲子園での試合は、残り11試合のうち5試合が甲子園。9月の驚異的な勝率を10月まで維持するのは、決して不可能ではない。対戦相手が、広島、ヤクルト、巨人である。広島は、阪神のかもである。おそらく広島との残り3試合は全て勝てるであろう。(今日、明日の試合次第だ)巨人との戦いは、甲子園での2試合であるから、勝てないことは無い。問題は、神宮でのヤクルト戦である。
中日は、残り16試合で、6試合がナゴヤドーム。あとは、遠征を含めた10試合がある。中日が負け越している勝てない広島戦が、ナゴヤドームでの4試合、広島での最終戦の1試合の合計5試合残っている。さらに、現対戦相手の横浜戦が、これまた5試合残っている。横浜で2試合、名古屋で、あと3試合である。8月からの対横浜戦成績が5勝5敗である。中日にとって、この横浜戦を全勝で乗り切ることが、次期、阪神戦を「天王山」とする最低条件となる。贔屓目で見ても、5分と5分だな。
さあてと、今日の試合はどうなるか、そして明日の試合は・・・・。これからの一戦一戦の勝敗によって、決まるだろう、ファンにとっては、しんどい展開だなぁ。