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主に政治と経済について、思いついたことを語ります。リンクフリー、コピーもフリー
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 まずは最初の記事、ちょっと硬く行きます、今日は・・・。
 政治性は、民主主義(単純化すれば、話し合いと議論による形式で共通に意志の決定と決定された意思の執行。どこの集団でもなされていること)を媒介に自由主義と平等主義的思考に分けられる。多数の政党が分立していても、二大政党性はあるのであり、おおむね自由主義と平等主義に分けて考えることが出来る。 米国では、共和党が自由主義、民主党が平等主義。ただし、米国の民主党は、リベラルというが、それは宗教についてのリベラルであって、政治の思想としては、社会民主主義という平等性を軸にしているに過ぎないので、リベラルが、社会民主主義という平等性の思想であると考えるのは、かなりずれている。
 そして、日本国憲法は、自由主義の影響、自由への希求が強く幸福追求権を主として媒介に「自由主義」が満載の憲法である。平等主義的憲法では無いのである。したがって、護憲は、「自由主義」を標榜する自由主義政党がなす政策である。自由民主党は、小泉総理よって、自由主義へ大きく回転したのであって、自民党がぶっ壊れたのではない。自民党内の社会主義的勢力、平等主義的勢力を郵政民営化「選挙」によって、放逐し、「自由主義」への政党となったと大前提で見るべき。その自由主義を支えるのは、コアの部分では、「新中間層」のインテリ群であって、他ではない。それに付随して、選挙戦略は、参議院議員の世耕氏を中心にメディアを周到に使った「洗練」された戦略があり、若年群の比較的インテリ度の高い群、層が「自由」への参加を決定し、支持しているのだと思われる。 
 政治性の特に選挙でのあり方を見るに、これからは、コアの中核にある「思想」は何で、その周辺はどういった様相を示し、周辺と中核の間のグレイゾーン中間事項はどのようにあるのかを見ていくべき段階にきたと思われる。
 で、もどって、護憲の思想は、奇妙なことに日本では社会民主系の政党によって唱えられる。彼らは、9条に「平和」を見ており、またそれによって、「平和」が守られてきたと信じている。だが、平和は、日米安全保障の米軍の実効支配と防御によって守られてきた側面が強いのではないか。憲法9条は、自衛隊のあり方を規定した条項であって、それによって、海外派遣について抑制されたものになってきたのも事実である。米国占領政策によって、日本の暴発を防ぐ占領政策のひとつであったのである。まだこの辺は検討すべき事項であるから、意見が変ることもあるだろうが、ともあれ、「平和」憲法を、実質平和憲法にする社会民主主義政党からの憲法的提案はあまり見かけないが、実質平和憲法に向かわせるなら、フランスの憲法のように「侵略戦争の放棄」を明示すると伴に、自衛戦争だったという「過去」の弁明による正当化を防ぐ意味で、領土拡張の戦争の放棄と同時に自衛はすると憲法的意志を明示するべきだろう。社会民主主義と護憲は決して同位相に成立するわけではない。
 話が散漫になってきたが、結論だけをメモると護憲=社会民主主義=ノット愛国では、まったく無いのが、特に欧州の実体である。また後日、気が向いたらメモることにする。
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