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 平等主義の観点、立場からすると私的な領域は別として、社会全体にかかわる領域おいては、個人や民間の「自由」が制限されるものになる。だから、平等主義は、ある意味で、自由を制限することを時には積極的に肯定する思潮、思想だということにもなるのである。
 国家が個人の幸福を追求するための手段に過ぎないのであれば、愛国心など不要である。しかし、国民の間に社会的連帯を求めるあれば、何らかの形で「愛国心」もしくは「公共心」を前提としなければならない。愛国心、公共心の重視は、特に右翼的な主張でもなんでもないのであり、また軍国主義に直結する思想でもなんでもないのである。
 民主主義が自由主義から解放され、国家的支配に対する個人の自由という「自由主義」ではなく、国家的支配に各個人が参加することが求められるようになったとき、社会民主主義的な愛国心が登場するのである。
 すなわち歴史的な、また、歴史論理的な「展開」で考えれば、社会的連帯という観念は、個人が身分から解放され、社会がギルドなどの組織から解放されるという「自由」を獲得した後に、取得されるべき「思想」となる。また、「自由」が私的な領域で、さまざまと生きるときに、社会が、個人にとってどのような存在であるべきかという自問した結果が、「社会的連帯」という最終形態の観念を得るわけだ。行き過ぎた自由による弱肉強食社会の是正の背景にある観念、又は意識が、社会的連帯の中核となるべきなのである。

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