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川島 正平 / リーベル出版
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 一時期、国家論と同じく言語論にも凝った時期があったので名残で、言語論を読んでみた。これが面白かったのでその紹介。言語過程説の論及。三浦つとむと時枝誠記(もとき)の言語過程説の本質的な異同の解説ともなっている。ソシュールのラングとパロールの概念理解にもかなり役立つだろう。また、ソシュール言語論の至らなさが、存分に味わえる言語論でもある。 ■川島正平は、1966年生まれであり、90年代に三浦の著作にで出会い「学問的」感銘を受けた若き学徒であるが、彼の理解力と「学問」に対する姿勢には、資質を超えた学問の本義がある。■世界的に「言語」の意味ついての論及が混乱する中、三浦の「意味論」を正当に採り上げており、清々しい。三浦は意味を、認識の概念と表現の客観的な関係だとした。この意味の本質論を、過程説から論じきっている川島の力量はもっと高く評価されなければならない。■しかしながら、学問界の西欧「学問」勢力に跪拝するごくつまらない勢力による力学が、支配する学者世界が、三浦や川島の正当なる指摘が、無視と等閑視される現状に憤りさえ持つのは筆者だけではなかろう。全く言語論的に情けないほどの説得力の無い町田健などの学会ご託宣などが現状流布され、新たな捏造された「日本論」なども構築される現状がある。

 ■いずれにしろ、言語について自分の頭で考えてみようという人にとっては、参照されるべき論及である。「新しい」認識論から、言語論をまた一度川島などの言及から考え直してみたくなった巧著であった。

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