米ポップアートの巨匠、ロバート・ラウシェンバーグ氏死去

【ニューヨーク＝長戸雅子】高松宮殿下記念世界文化賞受賞者（１９９８年、絵画部門）でポップ・アートの先駆者として１９６０年代以降の美術界に多大な影響を与えた米国の画家、ロバート・ラウシェンバーグ氏が１２日、フロリダ州の自宅で死去した。８２歳だった。ラウシェンバーグ氏の代理人が１３日明らかにした。

　１９２５年、テキサス州ポート・アーサー生まれ。海軍除隊後創作活動を始めた。現代美術の精鋭を輩出したノースカロライナ州のブラック・マウンテン・カレッジなどで学び、同カレッジで教べんをとっていた作曲家のジョン・ケージ（故人）氏から大きな影響を受けた。産経新聞

言葉に出来ないほどのショック。後で、回想記事のっけよ。

５０年代に抽象絵画と靴、タイヤなど街から拾い集めたものをを組み合わせた「コンバイン・ペインティング」と呼ばれる作品群で注目を集めた。初期の代表作のひとつである「ベッド」（９５年）はキャンバスの代わりにシーツやベッドカバーが使われた。

　「芸術と生活の橋渡し」（ラウシェンバーグ氏）を創作目的に挙げていただけに、歯磨き粉や爪磨きなど日用品が作品の重要な一部となった。

　画家のジャスパー・ジョーンズとともに米国における「ネオダダ」芸術運動の旗手となり、ケージ氏や舞踊家で２００５年の世界文化賞受賞者（演劇・映像部門）のマース・カニングハム氏ら多彩なアーティストとのコラボレーションでも知られた。