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金利がゼロに接近すれば量的緩和の検討が適切=英中銀金融政策委2008/12/17(水) 22:46:47 | 英国
  【ロンドン 17日 ロイター】 イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のブランチフラワー委員は17日、デフレスパイラルの回避に向けて景気をてこ入れするため量的緩和を検討するのが適切との認識を示した。

 ロイヤル・エコノミック・ソサエティのニュースレター1月号掲載の原稿で同委員は「デフレのリスクが存在し、政策金利がゼロに接近する状況では、量的緩和を含む代替的政策手段の利用を検討するのが適切だ」と述べた。 

 また、インフレは2009年に英中銀の目標である2%を大幅に下回る可能性が高いとの見方を示した。

2008/12/17 22:20
英国は、インフレターゲットを採用している国家である。そのイングランド銀行が景気てこ入れのための量的金融緩和の検討が適切との認識を示した。 米国は、インフレターゲットの採用までは行かなくとも、それに近い政策を採っていたが、今般の世界不況によるデフレ現象は、米国だけでなく英国にも及ぶこととなる自明の現象である。それを見越した量的金融緩和に対する発言であるが、これについての日本の大手新聞社の対応はかなり鈍いものであるだろう。いや、鈍いというより故意に無視する対応に出るのでではないだろうかと危惧する。

 楽観的シナリオも描ける。大手の新聞紙は、01年のデフレスパイラル時に量的金融緩和に懐疑的であったが、12/17の日経新聞の傍流であるだろう「大磯小磯」のコラム氏も量的金融緩和、長期国債の購入オペラーションには好意的である。月刊文芸春秋では元日銀審議委員の中原伸介氏が日銀に対して量的金融緩和、長期国債の大量購入を採用するように要求していた。そうした事態に見られるように、量的金融緩和導入以前よりゼロ金利下での「緩和策」に対する理解は、深まっていることは民間の間では確かである。
 
 今日、日銀の政策決定会合が開かれる予定だが、果てさて大胆な対応策が採られるという期待はかなり薄い。おそらく失望売りが出て株価の下落と円高への拍車がかかるだろうなぁ。

 
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