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 稚拙な民主党は能力も見識も疑われる=証人喚問
【PJ 2007年12月01日】- 「審議が尽くされたので採決する」「審議不十分なのに強行採決した」。今までなら前者が自民党、後者が民主党の発言だった。しかし、今回の、額賀財務相と防衛専門商社「山田洋行」元専務との宴席同席疑惑で、額賀氏と守屋前次官の証人喚問を求める議決では立場が逆転した。

 自民党が強行採決したときの民主党の憤慨は一体何だったのだろうか。少数者の負け惜しみだったのか。多数を握れば、やることは自民党と同じ。むしろ、全会一致の慣例を破ってまで可決したので、自民党以上かもしれない。

 それでいて、証人喚問する案件は何かといえば、額賀氏が宴会に同席したかどうかという、証人喚問するほどでもない問題だ。また、出席したはずだと主張する根拠は守屋氏の証言だけ、と頼りない。アワー元米国防総省日本部長が、額賀氏は出席していないと証言するにいたって、民主党の旗色は断然悪くなった。以前のメール問題の轍(てつ)を踏みそうな状況だ。小沢代表はといえば、現場に任せていることであり、いちいち把握していないと述べ、まさかの際には火の粉を浴びないようにしている。

 単に守屋氏個人の問題ではなく、政界もかかわりがあるのではないかと意気込むのも分かるが、もっと核心に迫ってから攻めても遅くないだろう。守屋氏が逮捕されて結局喚問を行わなくなったのは、民主党にとっては結果的には渡りに船になるのではないか。

 NHKのラジオ番組内で日大のある教授が「政治資金規正法改正においては大人の対応、証人喚問においては子どもの喧嘩」と評しておられたが、的を射ていると思う。本気で政権を担当する気があるなら、自民党に喧嘩を売ってばかりいないで、大人の行動をしてもらいたいものだ。【了】
ま、こんなところが、一般的な評価だろう。もうちったぁ、自民側の戦略、読売新聞の戦略が、見抜けないんかねぇ、民主党の議員さんたちは・・・・。というか、「戦略参謀」がいない。特捜の動きを見れるだけの情報収集が出来る人脈とかがあまりに不足しているのだろう。
 それと、だ。自民が多数を占めていたときの攻撃の論理がいただけない。「数の論理による支配は横暴だ」と問いただした方法によって逆に自民側に言質を与える結果になっている。万年野党が使う論理だといっていい。
 そう言えば、統帥権干犯問題を追及したのも、野党からだった・・・・。その論理構造だけ見てみると、また、面白いことが言える。いささか悪乗りして見てみることにする・・・・。

 
1930年(昭和5年)4月下旬に始まった帝国議会においてロンドン海軍軍縮条約締結に対し、軍令部が要求していた、補助艦の対米比7割に満たないとして条約締結拒否を言ったにもかかわらず、この条約を濱口雄幸内閣が結んだことを理由に(ただし条約での補助艦全体の対米比は6.975であり、0.025少ないだけである)、野党の政友会総裁の犬養毅と鳩山一郎が衆議院で、「軍令部の反対意見を無視した条約調印は統帥権の干犯である」と政府を攻撃、当時の軍令部総長加藤寛治は、統帥権干犯を批判し天皇に辞表を提出することになる。この後は、統帥権干犯問題として、締めくくられることになっていくご時世になっていく・・・・。
 この事件以降日本の政党政治は弱体化。また、軍部が政府決定や方針を無視して暴走を始め、非難に対してはこの権利を行使され政府はそれを止める手段を失うことになる。また軍部に統帥権干犯によって切り返す言質を与えたことが、軍部の天皇を媒介に絶対性を強化、全面化していくことになってしまった。

 政友会がこの問題を持ち出したのは、その年に行われた第17回衆議院議員総選挙で大敗したことからくる政府攻撃のための手段でしかなかった。その後、総理となった犬養毅が軍縮をしようとしたところ、五・一五事件でその軍部に殺害され政党政治が終結を迎え、戦時中には軍の圧力により逼塞状態にあった鳩山一郎が戦後に総理就任を目前でGHQからこの時の事を追及されて、軍部の台頭に協力した軍国主義者として公職追放となるなど、皮肉な歴史を辿る事となった。Wikipedia
 
 戦前の状況とは全く異なるが、相手に言質を与えるという論理構造は全く一致している。誇張して言えば、「歴史」は何も語らないが、それを読むものが愚かであればその歴史は繰り返されるのだろう。
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