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 読売新聞が、アジア通貨危機10年を振り返って特集を組んでいるので、すかさずアップ。是非と適否はともかく、読売新聞はこういった「力」のある記事をネットに公開してくれるので、うれしい。
 この記事、大変読み応えがあって面白い。10年前って国際経済はこうだったのね、ってところが見えてくる。国際経済の日本を含めてアジア各国にさまざまに影響を与えたってところが見て取れる。
 
 橋本政権の緊縮財政に追い討ちを掛けたアジア通貨危機、ヘッジファンドの固定相場制の不安定性をついた相場制を知り尽くした暴利(?)をむさぼる行動の記述。98年3月に就任した改革派の朱鎔基首相は、「人民元を切り下げないことが中国のアジア経済に対する最大の貢献だ」と、切り下げを拒絶し続けたが、その栄誉ある行動の記述。98年、インドネシアでは「汚職、癒着、縁故主義」が糾弾され、スハルト政権が崩壊する。これもアジア通貨危機が、引き金となった。 
 などなど、アジア通貨の危機は、経済の危機のみならず「政治」の危機でもあったということが理解できるので、必読。
 台風4号、新潟・長野の大地震などの悲劇の話題、オシムジャパンがベトナムに勝ったという勝利の話題もあるのだが、こちらを優先してしまいましたぁ。

 さらに詳しくマクロ経済としてアジア通貨危機を振り返ってみてみようとすると「図解 アジア経済」原田泰 東洋経済新報社が、手頃で、非常に詳しく理論的な説明に納得する。
 為替レートの安定、資本の移動の自由と金融政策の自由のトリレンマを、扱い理論的に1992年9月の欧州通貨危機とアジア通貨危機を説明している新書としては、「グローバル経済を学ぶ」野口旭 ちくま新書が説明が素人にも分るようにするされていて理解しやすい。
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