主に政治と経済について、思いついたことを語ります。リンクフリー、コピーもフリー
飯田 泰之 / ダイヤモンド社(2003/12/11)
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経済学的思考の技術 「知る経済学から、使える経済学へ」の導きへを唱える意欲的な経済書籍である。
経済的な取引・契約が行われる状況を纏めて「市場」という。取引の「買い手」「売り手」が特に情報の格差がない、といった状況を「完全競争市場」という。こういった簡素で、基本的な経済学的事項を説明してくれている基本書である。であるから決して難しい類の「専門書」ではない。以下に基本的な「知識」を粗略ながら記述したいと思う。
経済的な取引・契約が行われる状況を纏めて「市場」という。取引の「買い手」「売り手」が特に情報の格差がない、といった状況を「完全競争市場」という。こういった簡素で、基本的な経済学的事項を説明してくれている基本書である。であるから決して難しい類の「専門書」ではない。以下に基本的な「知識」を粗略ながら記述したいと思う。
モラルハザードはあくまで「契約後の行動監視等が出来ないことの問題」と定義されており、倫理・道徳と直接的関係は無い。
複数の均衡が存在する場合、「期待」の働きが経済状態の決定に主要なキーとなる。
フローは、一定期間での状態の変化量ストックは、一時点での存在量。
財政赤字 政府資産には、有価証券などの処分可能性の高いものが含まれている。国の重要資産である「税金を徴収する権利」が、存在する。
よって、政府の資産をその権利をも資産として評価すべきだとしている。
今現在からさらに新たな借り入れをしない場合、政府債務は利子率分毎年増加していく。それに対して税率を一定に保った場合の税収は、経済の成長率から決まってくる。すると、利子率が成長率を上回る限り、増税や歳出削減などの措置なくしては、政府債務/GDP比率は拡大し、財政は維持できなくなる。
「名目成長率が名目利子率より低い」状態では、いつか財政政策を引き締めざるを得なくなる。
実質○○率=名目○○率―価格指数の変化率(インフレ率)
経常収支の黒字=資本収支の赤字
経常収支は財・ザービスが、出て行ったほうが多いと黒字。資本収支は債権が出て行ったほうが多いと赤字、入ってきた方が多いと黒字。
生産=消費+投資+政府支出。
生産+輸入=消費+投資+政府支出+輸出。
生産=消費+投資+政府支出+輸出-輸入。
生産=支出=分配の三面等価。
経常収支=生産-(消費+投資+政府支出)。
経常収支=(貯蓄-投資)+(税金-政府支出)
=(貯蓄-投資)+(財政収支)
=生産-(消費+投資+政府支出)
=(貯蓄-投資)+(財政収支)。
よって、財政収支が赤字ならば経常収支も赤字傾向になる。80年代米国、21世紀現在の米国経済の状態、しかし日本は、貯蓄が非常に大きく、投資をしのいでいるので、財政収支が、赤字でも、経常収支は黒字となる。
構造改革の景気回復路線の勘違い、もしくは、誤謬 が論述される。
最終章に為替円安リフレ策、国債引受リフレ策。通貨発行益を使ったりリフレ策の各々の検討がなされる。これが説得力があって中々乗り振れ策のさまざまな説の検討になっていて、読ませる。
複数の均衡が存在する場合、「期待」の働きが経済状態の決定に主要なキーとなる。
フローは、一定期間での状態の変化量ストックは、一時点での存在量。
財政赤字 政府資産には、有価証券などの処分可能性の高いものが含まれている。国の重要資産である「税金を徴収する権利」が、存在する。
よって、政府の資産をその権利をも資産として評価すべきだとしている。
今現在からさらに新たな借り入れをしない場合、政府債務は利子率分毎年増加していく。それに対して税率を一定に保った場合の税収は、経済の成長率から決まってくる。すると、利子率が成長率を上回る限り、増税や歳出削減などの措置なくしては、政府債務/GDP比率は拡大し、財政は維持できなくなる。
「名目成長率が名目利子率より低い」状態では、いつか財政政策を引き締めざるを得なくなる。
実質○○率=名目○○率―価格指数の変化率(インフレ率)
経常収支の黒字=資本収支の赤字
経常収支は財・ザービスが、出て行ったほうが多いと黒字。資本収支は債権が出て行ったほうが多いと赤字、入ってきた方が多いと黒字。
生産=消費+投資+政府支出。
生産+輸入=消費+投資+政府支出+輸出。
生産=消費+投資+政府支出+輸出-輸入。
生産=支出=分配の三面等価。
経常収支=生産-(消費+投資+政府支出)。
経常収支=(貯蓄-投資)+(税金-政府支出)
=(貯蓄-投資)+(財政収支)
=生産-(消費+投資+政府支出)
=(貯蓄-投資)+(財政収支)。
よって、財政収支が赤字ならば経常収支も赤字傾向になる。80年代米国、21世紀現在の米国経済の状態、しかし日本は、貯蓄が非常に大きく、投資をしのいでいるので、財政収支が、赤字でも、経常収支は黒字となる。
構造改革の景気回復路線の勘違い、もしくは、誤謬 が論述される。
最終章に為替円安リフレ策、国債引受リフレ策。通貨発行益を使ったりリフレ策の各々の検討がなされる。これが説得力があって中々乗り振れ策のさまざまな説の検討になっていて、読ませる。
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