主に政治と経済について、思いついたことを語ります。リンクフリー、コピーもフリー
5年前と似ているが…
自民党総裁選の余勢を駆って衆院解散・総選挙に突入するという政治日程になれば、小泉内閣時代の二〇〇三年秋とよく似た展開といえる。
この年九月の総裁選で小泉首相は亀井静香氏らを大差で破り、再選を果たした。
反小泉輝営が統一候補擁立に失敗したため、総裁選は凡戦となった。
直後の内閣改造・党役員人事で、小泉首相は衆院当選三回の安倍晋三官房副長官を幹事長に抜てきした。得意のサプライズ人事が奏功し、本紙世論調査の内閣支持率は前回比二〇謂上昇して六五%に達した。
小泉首相はインド洋上での海上自衛隊の活動を延長するテロ対策特別措置法改正案などを臨時国会で成立させたうえで、十月十日に解散に踏み切る。十一月九日に投開票された選挙結果は自民党が二百三十七議席、民主党は百七十七議席だった。自民は過半数に届かぬ激増で、民主が大幅に
議席を増やした---。
週明けの二十二日に麻生太郎新総裁が決まり、二十四日には麻生氏が第九十二代首相に選出される。まず注目されるのが新内閣の支持率だ。政権発足直後の安倍内閣(七一%)と福田内閣(五九%)の支持率の間に収まれば、五年前の第一次小泉第二次改造内閣とほぼ同じ水準となる。
それ以上に興味深いのは自民党の政党支持率だろう。〇三年は「安倍効果」で自民支持率が五〇%まで回復し、民主の一五%を大きく引き離した。
今年八月の世論調査で、政党支持率は自民三七%、民主三〇%だった。昨年の参院選で参院第一党となった民主党の支持率が高止まりしているのが、五年前と異なる点である。「麻生効果」で自民支持率はどこまで上昇するだろうか。
〇三年衆院選とのもう一つの違いは、共産党が全国三百小選挙区の候補者を大幅に絞り込んだことだ。十六日に発表された小選挙区の公認候補者は百三十八人で、前回〇五年の二百七十五人から半減した。
前回、自民系候補が一万票以内の差で民主候補に勝った選挙区は二十余りあった。山口2区もその一つだ。共産が候補を立てなかった四月の補欠選挙では、民主候補が勝利した。各種出口調査で共産票の大半が民主候補に流れたことが裏付けられている。今回は山口2区を含む八選挙区が新たな共産空白区になった。
小選挙区で勝ち続けてきた自民候補も安閑とはしていられない。ある現職は「全部で十四万票と想定すると、民主候補の固い票が五万強あり、それに共産票の一万がのっかる。少しの風で一万票相手に流れれば落選してしまう」と語る。
百三十八選挙区の中で、共産は穀田恵二国会対策委員長が出馬する京都1区を唯一の「必勝区」と位置づけた。相手は伊吹文明財務相だ。過去の戦績を見る限り、穀田氏は伊吹氏に大差で敗れている。前回も民主候補より下の三位であり、地力の差は否めない。
ただ今回、京都1区は民主の候補者がいまだに決まっていない空白区だ。民主党京都府連の幹部は「候補者を立てなければ地元は収まらない」というが、党内からは「無理に立てなくてもいい。以心伝心だ」という声も聞こえてくる。
京都1区で民主が擁立しなければ、各地の小選挙区で行き場を失う共産票を呼び寄せる、あうんのメッセージになる。一方で共産に接近する印象を有権者に与えるリスクもある。
太田昭宏公明党代表の選挙区である憂思12区に小沢一郎代表が国替えするかどうかに関心が集まるが、民共関係の行方も衆院選を占う重要なかぎとなる。
(編集委員西田睦美)
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