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白川総裁は「そもそも、日本の輸出依存度は10%台半ばと、米国と比べやや高いものの、約40%のドイツ、20%台後半のイギリスやフランスをはじめとする欧州の先進国と比べるとはっきりと低く、事実として先進国の中で外需依存傾向が強いとは言えない」と語った。

 

     講演は経団連評議員会で行ったもの

 この白川の講演を読むと白川は市場エコノミストなどの「経済」学より、まとも「当り前か(笑い)」である。日本の経済の眺め方として至極順当である。先進国で、外需依存の傾向が低いにもかかわらず、欧米の金融危機により、外需が急激に減少、それゆえに日本の実体経済を直撃した。また、内需転換だけの政策を否定、内需も外需も重要であり、講演内容にはないが以前から述べている金融システムの安定によるマクロ経済の安定に資するというまともな考えの持ち主であるから、金融も製造業も重要であるということも言外に推測できることである。

「為替相場が輸出競争力に与える影響をみる上では、内外の物価変動の差や貿易ウエートを考慮に入れる必要がある」と指摘。これらの要因を調整した円の実質実効為替レートは「05年ごろから07年央にかけて2割強減価し、過去20年間で最も円安の状況が続いた。これは日本の輸出を相応に押し上げていたと考えられる」と述べた。」

 

とあるように、円安による外需産業の好況が、日本経済をけん引し、かつそれが、水準は低いが長期にわたる景気回復つながった。よって、グローバル経済の成長の果実を取り込むことと、国内需要が拡大する基盤を整えることは、ともに重要であること述べている。ごくありきたりの結論で、当たり前ではないかと思われるだろうが、こうした観念の披歴は、当たり前すぎるのでこの不況期での偏屈経済学が横行する中、非常に貴重でもある。筆者の日ごろ日銀批判をしているが、評価すべきは評価しないとね。(^-^)

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